~ 説明 ~
PrEPとは、「暴露前予防内服」(Pre-Exposure Prophylaxis)を意味します。英語の頭文字をとって、PrEP(プレップ)と呼ばれています。
1日に1回、決まった時間に毎日1錠服用します。HIV陰性者が性行為など、リスクのある行為の前から薬を服用することによって、自身がHIVに感染するのを予防する方法です。
決められた通りに内服することで、
・性行為によるHIV感染は99%
・薬物静注によるHIV感染は74%
感染リスクを低下させる効果が期待できます。
当院では、現状、HIV治療薬であるデシコビのジェネリック薬(Taficita)を使用します。
☆☆☆ 適応条件 ☆☆☆
・HIV非感染者
・HIV感染のリスクがある人
・成人
・腎臓の機能に異常がない人
★★★ 副作用 ★★★
嘔気、嘔吐、下痢
☆☆☆ 価格・費用 ☆☆☆
~ 初回 ~
・血液検査(HIV、B型肝炎、腎・肝機能)・・・3,300円
※ 他院で性感染症検査が済んでいる、または、他院からの転院希望の方は、HIV、腎・肝機能の検査のみになる場合があります。
~ 再診(3ヶ月から6ヶ月に1回の検査を推奨) ~
・HIV、腎・肝機能検査・・・1,500円
~ デシコビジェネリック(Taficita)~
・1ヶ月分・・・10,500円
・2ヶ月分・・・16,500円
・3ヶ月分・・・21,500円
★★★ 注意事項 ★★★
慢性B型肝炎の方がPrEPを中断すると、B型肝炎が急激に悪化する可能性があります。
なお、当院で使用しているTaficitaは、日本では認可されていない薬です。
海外より正規の購入手続きをしたうえで輸入しておりますが、医薬品副作用被害救済制度の対象外となりますことをご了承ください。
輸入薬において注意すべき医薬品等については次のリンクを事前にご覧ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html